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1990年9月10日、国内某市の病院より保健所に食中毒患者の届出があり、調査を開始し、喫食調査からティラミスケーキが共通食品と判明した。患者の発生は9月6日から16日までの11日間で総数697名となり、ピークは8〜10日の3日間で554名に上った。年齢性別にみると20代の女性が230名を占め、当時の流行を反映した特徴的な発生を示した。
原因となったティラミスケーキは、5日〜10日にかけて 7664個が製造され、系列26店舗で販売されていた。製造は販売前日の10時から始まり、卵黄等の原材料を混合し室温放置、15時から生クリーム、メレンゲ等を混合・整形し冷蔵保管する。翌朝5時からカップに詰め、飾りづけをして、6〜9時にかけて冷蔵車で各店舗に配送し、販売されていた。
衛生研究所における検査の結果、9月13日に患者便及びティラミス残品からサルモネラを検出し、19日にはSEであることを確認した。
製造所は、保健所が事件を探知した9月10日に当該品の製造・販売を自粛し、11日からは当該品の製造・販売の営業停止、15日から22日までは全面的な営業停止処分を受けた。
この間、製造所では、原材料の衛生チェック、従事者の健康確認・衛生教育、施設設備の清掃消毒、衛生管理体制の整備および製品122品目の自主検査を行った。行政においても9月23日から122品目の検査を行い、26日にサルモネラの陰性を確認し、製造所の営業を再開させた。
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