腸炎ビブリオは好塩菌(塩分3%程度の環境でも増殖する細菌)のー種で、沿岸の海水中や海泥中にいます。
1日の最低気温が15℃以上、海水温度が20℃以上になると海水中で大量に増殖し、魚や貝に汚染(付着)して、陸上に運ばれます。
海水とほぼ同じ塩分(3%前後)で発育増殖しますが熱や酸に弱く、真水の中では生存できません。
一般の細菌は普通30分から45分で分裂して増えますが、陽炎ビブリオは、条件さえ良ければ10分たらずで分裂し増殖します。
しかし、10℃以下では増殖出来ませんので、発生時期は7月から9月の夏場に集中しています。
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